optimodの功罪!
 
この異常に強調された音に真の音楽性は存在するので有ろうか??
 
昔、この音を聞いた時はチョッと新鮮な気持ちと異様なサウンドに困惑した!?
しかし、その音が通常のダイナミックレンジでない事に即、気づかされる!!
 
その設定も度が過ぎると嫌味でしかない。
 
この設定と言うか異様な音はアメリカ的な発想でしか生まれて来ない、
もともと日本とアメリカでは、FM放送における変調占有帯域が違うので、
発想の違いからoptimodなる物が生まれたのだろうが、
 
日本に上陸してから、各民放FM局の音が変わって来た。
ここ近年、その過激さには驚くばかりだ、オリジナルの音源がわからないほどの、
圧縮変音変聴が、起こってる
首都圏の民放は過激な変異を競い合うかのごとく音の変異が起こってしまっている。
 
orban optimodは優秀な音声処理プロセッサーである、
その優秀なプロセッサーを使ってデカイ音を出す為だけの処理は、何ともしがたい。
 
いまさら言うまでも無いが、本来FM放送は HiFiで有ったはずである。
電波を使った放送である以上最低限リミッター等で変調帯域を守らなくてはならないが、
過度な圧縮や音声のプロセッシング処理を、してしまっては、
音楽のサウンドやオリジナリティーまでをも変質させてしまう
 
録音の現場で働く、レコーディング・エンジニアやプロデューサーは、
その曲に合ったサウンドを作るべく努力している。
 
CDの音を最終的に決定しているマスタリングエンジニアも何度も曲を聞いて楽曲に合った音を決めている。
 
クラシック系の録音をするレコーディング・エンジニアは、
録音現場であるホールの状況や残響等を知るために
いまだに録音現場に足を運びマイクの位置や高さなどを、良い音のために研究しているのだ、
スタジオ録音と違い昔ながらの手法での地道な仕事である、
 
昔との違いは機材の重量が軽くなった程度である。
こうして採られた音楽性豊かなサウンドが放送における過度な設定の音声のプロセッシング処理で、すべてを破壊してしまうのは如何なものあろう。
 
現在の過度な設定でクラシック系の音楽を再生する気は無いのかも知れないが??
 
日本は100%の変調帯域が150KHzとレンジも広いので無理に圧縮して聴感上のデカイ音を出す必要も無いはずで有る。
レンジを有効に使ったサウンドを今一度考えて見てはどうだろう

 
 
 
 
 
 

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