音のトレードオフとは、......何か?   大衆が望む音を創造する。 FM放送に於けるサウンドクオリティーとは？.......何か? 音のトレードオフとは、......何か?   音のトレードオフとは、...... 全ての音はトレードオフの関係に成り立つ！.....音のバランスが全ての音の表現につながる。   豊かな中帯域を再現しようとすれば低域や高域の再現が難しくなり、低域を強調すると中帯域や高域の再現が難しくなる。..単純に、それが音のトレードオフだ！   CDなどの製作現場のサウンドクリエターは、楽曲にによって最良のバランスを表現する。   FM放送に於けるサウンド・クリエーターは、その条件が放送規格によって厳しく制約される、 その条件とは、高音域の再生は放送規格で15KHzに制限され低音域の再生は、技術的な観点から言うと、送信機のPLLとVCOの性能によって再現出来る制約を受ける事になる。   現在の機器では20Hz〜15000Hzの音声帯域がサウンド・クリエーターに与えられたFM Broadcast に於ける条件である、その条件内で放送局が求めるサウンド・コンセプトに基づいて音作りをする。   しかし音のトレードオフの関係を破壊しサウンド・クオリティーを確立しているのが、orbanのoptimod であると言われている。 しかし、このoptimod でも音に関してのトレードオフの関係から逃れる事は出来ない。 如何に音を変異させようが音のバランスに関するトレードオフが存在する。   既に音を変異する事でサウンドクオリティーの一部を損失しているのである。 損失した音は如何なる機器の再現能力を、もってしても復元して再生する事は出来ない。 トレードオフの関係をサウンド・クリエーターは学ばなければならない。   減衰した音は増幅強調すれば復元の可能性が残されているが、 変異した音や損失した音は復元できない。........それがトレードオフだ！   サウンド・クリエーターは、音を変異させる様な事をやってはならない、 変異した音は復元できないからである。   変異され破壊された音は如何なる高度な再生装置を使っても正しく再現する事は出来ないのだ！。 減衰された音は強調させれば復元が可能だ！......強調された音は減衰させれば良い。   一つの音源から送出された音が100%で有り、サウンドクリエターが、わずかな強調や減衰を行う事により放送に於いて楽曲が生きる、音の変異やマイナスは許されないのだ！！ 大衆が望む音を創造するサウン・ドクオリティーは、微妙なバランスによって成立する、 もう一度、言わせて貰うが、FM Broadcastに、おけるサウンドクリエターは音を変異させる様な事を絶対にやってはならない、 放送局が、その様な音を出し続ける限りリスナーと分かち会えるBroadcasterは、生まれない。！       わかりやすい例を説明しょう。 例えば、PA (パブリックアドレス)は、言語を正確に伝えるだけで良しと昔は考えられていた、 そのため低音域や高音域は必要では無いとされていた、メッセージを伝ええるのは音の大きさだけだと考えられていたためである。 したがって選挙演説などの時は町中に巨大な出力のPAアンプによって騒音がまち散らされていた。   しかし最近のPAは音に対する思考や考え方が変わって来ている、 音声帯域を広く再生し声による表現力を増す方向にある。 それは、単純に大きな音を出しても人が発するメッセージは伝わらないのである。 大きな音を出すより表現力の高い音を出した方がメッセージが正確に伝わる事を学んだのだ。   でかい音を出す事より表現力の高い音を出す、...音に対するトレードオフを見直す時が来た！！   FM放送の表現力は極めて高い周波数特性とダイナミックレンジを備えてる。.... 言語の表現に関しても人の息づかいまでも完璧な表現が可能な音声帯域なのだ。   トレードオフしても表現する音が存在するので有ろうか？！ サウンド・プロセッサーなる奇異な物が導入されて既に20年余 選挙演説のPAアンプにも表現力が求められる時代に、FM放送でデカイ音を出す為の サウンド・プロセッサーは既に前時代的な安易な発想でしかない、 本来、HiFiで有ったはずであるFM放送の音を見直す時が来た。！   意味も無く単純にデカイ音を出す為のトレードオフから脱しサウン・ドクオリティーの基本に戻る時ではないのではなかろうか？             電撃ラジオ・ＴＯＰ